オカメパニックの要因について - かわいんこ通信 Vol7

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オカメインコ

さてオカメインコの致命傷ともなりかねないオカメパニックの要因ですが大まかに分けて以下の5点があげられます。

要因1【揺れ】

オカメインコが地震などの揺れで驚いてしまいパニックを起こしてしまいます。

ある小鳥専門病院の先生がこんな事をおっしゃっていました。

「東日本大震災の直後に病院に運ばれた小鳥の中でオカメインコの来院が圧倒的に多かったですね」と・・・。

そういうことからも分かるように揺れでパニックを起こしてしまうオカメさんが非常に多いようです。

それではその揺れに対してどう対策したらよいのでしょうか。まとめてみました。

揺れ対策①

携帯電話は緊急地震速報を受信できるようにして受信したら素早くオカメインコちゃんの側へ行く。

もちろん、飼い主様の避難も考えたうえでお願いします。日ごろから地震が来た時に備え飼い主様の安全を確保しつつオカメインコちゃんがパニックを起こさないよういち早くそばに行ってあげられる方法を考えておくとよいでしょう。地震にそなえた避難訓練(オカメパニック訓練)もよいでしょう。

ケージから出して抱っこという飼い主様もいますが飼い主様の避難が遅れたり、オカメさんが暴れて広い室内でパニックにおちいりなだめることが困難になる場合があるので出来ればケージ越しに声掛けやケージごと抱っこがおすすめです。

揺れ対策②

転倒防止

ケージ自体を免震構造にする・ケージ周辺の地震対策をする

もちろん家屋ではありませんからケージ自体を免振構造にすることは、オーダーメイドなどしない限り難しいのが現状ですが、揺れに対する備えはすることが出来ます。

まずケージの置き場所は家具や重い物の近くに置かない。周辺の家具などを固定するなど、周囲の地震対策をまず行いましょう。

そしてケージ自体が揺れによってずれたり、置いている場所から落下しないようにするため、滑り止めを敷いたり、滑り止めの粘着マット(写真)を敷きましょう。

要因2:【光 (雷・車のヘッドライト、暗い室内で突然の照明等)】

オカメインコは予期せぬ光にも驚いてパニックを起こしてしまいます。

予期せぬ光とは真っ暗な空間での突然の光です。例えば真っ暗なところに自動車のヘッドライトが部屋に入ってきたり真っ暗な部屋へ帰宅した飼い主さんが突然つけた部屋の電気などもそれにあたります。

そして何より気を付けたいのが雷雨です。雷雨が起きる時はたいてい雲が厚くなり辺りが暗くなります。

そういう中で「ピカっ!」っと光ったら充分パニックを起こす要因になります。そして、この後にも触れますが雷には音も伴います。

その光と音のために、夏場の夕立や昨今の異常気象による気象の不安定さによる雷雨には細心の注意を払いたいところです。

光への対策

部屋の明るさをある程度保つ

部屋の電気を全灯にするのではなく、出かける前にスタンドだけを付けて行く、LEDの照明なら電気代も安いので付けっぱなしにして出かける、等で光にオカメさんが慣れさせ、たとえ雷が起きてもパニックに陥りにくいと考えられています。

オカメインコのくぅちゃん

我が家のオカメインコくぅちゃんも一度雷雨で骨折するまでのパニックにさせてしまったため、その後夏場は特に部屋の電気をつけっぱなしにして明るさになれさせております。

特に飼い主さんが仕事などで家を留守にしている時の異常気象等は要注意です。

要因3【音】

「音」といっても普段聞きなれた生活音には全くパニックなど起こしません。

テレビの音、飼い主の歩く音、外の車の音、掃除機の音・・・様々な音がありますが聞きなれていればパニックを起こすことはありません。ではどの様な音にパニックを起こしてしまうのでしょうか。

それは突然の大きな音、前にも触れた雷(落雷)による突然の大きな音や、複数羽オカメさんを飼っている場合一羽がパニックを起こしているとその音で連鎖的にパニックに陥る事があります。

また、個体差もありますがドアの開閉音や電話のベル、あとは普段の生活でもなれない時計のアラーム音などとにかく本人にとって聞いたことのない音に驚いてしまうようです。

音への対策

音が鳴っている事になれさせる

普段静かな部屋に一人でいる子に音に弱い子が多いそうで、無音に慣れてしまっている為にちょっとした音でも驚いてしまうのです。

そういう子には音に慣れさせるためにストレスにならない程度にオーディオを流し続ける、TVを付けたままにしてみる、ということをしてあげると良いでしょう。

要因4【見慣れない物の出現】

臆病なオカメインコちゃんはとにかく普段と違う物が怖くて仕方ありません。でもいつも同じ部屋に置いているのにパニックに陥ってしまうのです、それは何故でしょう。その要因とは
①窓辺にケージを置いていて窓の外にネコや野鳥など見慣れない物体の出現
②家の中の家具やちょっとした置物など変化
があたります。

飼い主さんが座椅子を変えただけで、下に降りてこなくなってしまったオカメさんもいるそうです。

その様に見慣れない物がある、それだけでオカメインコにとっては怖い物であり、パニックの要因ともなるのです。

見慣れない物への対策

これにはもう慣れさせるしかありません。ただ突然慣れさせるのではなく、しばらく遠くへ置いてみる、少しずつ新しい物を近づける等工夫を。また窓の外の猫などに驚く子はカーテンを閉めて外を見れなくするなどの対策をしてあげましょう。

要因5【ダニのしわざ】

ワダニ

まれに鳥類の血液を吸う「ワクモ」(写真)というダニによって、インコちゃんの血液が吸われてしまいかゆさで暴れるためオカメパニックになってしまう場合もあるようです。

ワクモは体長0.7mm~1.0mm 体色は灰色で血液を吸うと褐色になるそうです。

昼間はケージの隙間などや生乾きの糞や塵埃の中など日の当たらない所に棲息しています。

そして夜間にインコの体に移動し吸血するのです。よってオカメインコの心理的なストレスも膨大です。

主にワクモは5月~9月に多く繁殖しますが、最近の環境の変化で冬場にも寄生が確認されるようになりました。

ひどくなると、ワクモの吸血による出血多量で死亡してしまうインコちゃんもいるので要注意です。

ワクモへの対策

まずワクモが原因と分かったら駆除をします。ケージの熱湯消毒や薬剤による消毒(有機リン剤、カーバーメート剤、ピレスロイド剤など)を用います。

そして予防はワクモが好む環境を作り出さないこと。ケージや餌入れ、止まり木など時々熱湯消毒を行いましょう。

そしてワクモの被害に遭ってしまったインコちゃんは、出来るだけ早く病院へ連れてってあげましょう。

駆除についても病院に相談することをお勧めします。薬によってはインコちゃんに悪影響を及ぼしかねません。慎重にお願いします。

ここまではオカメパニックを起こす要因と、その対策について書きました。

かわいんこ通信VOL8ではオカメパニックを起こしてしまった時の対応について書いて行きたいと思います。

ちー坊

ち~坊でした(*^^*)

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