2015/04/26 群馬県 セキセイインコが迷子になりました。－迷子鳥No.6226

見つかりました。

本日、夜会わせていただきました。
迷子になったウチのシェリでした。

迷子になったシェリは、初めて挿し餌から育てたコです。
まだ生まれて八ヶ月目のあまえんぼです。

26日夕方に私を追いかけて外に出てしまい、肩に一瞬止まったあと初めての外に驚いたのか飛び立ってしまいました。
慌てて叫びながら探しましたが、返事もなく、ただ歩いて名前を呼ぶことしかできなくて、呆然と時間が過ぎてしまい、深夜になってからやっと他の方法を探し出しました。
警察、愛護センター、ポスター、掲示板。
ネットを検索して、見つけた方法をすべて実行することにし、ネットを見ながら徹夜でポスターを作り、仕事の休憩に警察に行き、動物愛護センターに電話しました。
ポスターは、近くのスーパー、コンビニなどに貼らせてもらいました。

しかし、みやさんが見つけてくださったのは、自宅から直線で８キロも離れた公園でした。
アクロバティックに遊ぶのも飛ぶのもが好きなコですが、まさかそんなに遠くに行くとは思いもよりませんでした。
丸２日をかけ、町を越えて、小高い山や川をも超えて公園に辿り着いたようです。
助けを求めたのか、みやさんから離れなかったらしく、無事保護してもらい、ケージや餌までわざわざ用意していただき、かなりお腹が空いていたようで、シードを食べながら寝ていたそうです。

対面した時には、薄汚れて、頬に血の跡をつけ、かなり体重が落ちていました。みやさん宅でシードをもらっているので、発見時は今よりもっとゲッソリホッソリしていたと思われます。

この4日間、どんなに寒い夜を経験したのか、何と戦ったのか、甘咬みくらいしかしたこと無いコが、ケージに手を入れた時、指を強く噛んできました。
なんで仕事になんて行って探してくれなかったのか、迎えに来なかったのかと、責められてるようで、申し訳無さで涙が滲みました。

涙を見せてしまった恥ずかしさや見つかった安心感や軽くなった体重の衝撃と不安などで、みやさんご家族には、ちゃんとした挨拶もそこそこに帰ってきてしまった気がします。夕飯時に、連れてきていただきすみませんでした。本当に、感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。

インコだからと軽く見ずに連絡をいただける方に拾っていただき、本当に幸運に幸運を重ねて会えたと思っています。

うちに帰って二時間、なでなでを続けてやっと安心したのか、かすれた声ではありましたが、いつもの様にムジュムジュピーピー言いながら、眠そうにしていました。少し安心しました。

今回の件は、すべては私の油断です。
本当に申し訳ないことをしました。

飛び立つ姿が夢に出る、一日中どこかから呼び鳴きが聞こえないか聞き耳を立てる生活は、もう二度と経験したくありません。
餌を必死でほうばり、雛のように、そ嚢を限界まで一杯にする姿を見るのは、つらすぎます。
もう二度と迷子にはしません。

長々と書いてしまいました。
ここを見てくださった、すべての方に感謝します。
皆様のインコさんも無事お家に帰れることを祈っています。
この場所を作っていただき、ありがとうございました。