インコが迷子になったときの対応

更新日: 2021/01/29
インコの迷子探し方

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放鳥中によく起こるインコの迷子。窓の閉め忘れや、放鳥時に来客対応で扉を開けた隙に飛び立つなど、毎日のように迷子の情報がインターネットでも飛び交っています。

放鳥中の他にもインコに詳しくない知人がケージから出してしまったり、ケージのフックが外れていたり、インコ自身がフックを外したりして、それが原因で家からでてしまうケースもあります。

いずれも、ちょっとした不注意から、大切なインコが迷子になってしまいます。インコは家の外に行きたくて飛び立つのではないのです。窓の外が見知らぬ場所とは気づかずに飛んでしまい、一旦家の外に出てしまうと、見知らぬ景色でインコ自身がパニックを起こして飛び回り、家に戻ることができなくなってしまうのです。

日頃から十分に注意して、愛鳥と離ればれにならないようにしていきたいものです。

しかし、不幸にしてインコが迷子になってしまうことがあります。以下では、インコが迷子になってしまったときに取るべき対応についてまとめました。

インコは部屋飼いがほとんどだと思いますが、その環境で育ったインコはそれほど遠くまで飛んでいくことはないと思います。インコが飼い主の元へ戻れた事例では、隣町で保護されたというものがありましたが、ほとんどはそれよりも近い範囲で保護されています。飛び立ってから月日が経つごとに遠くに行ってしまうのは避けられませんが。

まずは、迷子になった情報を早く、広く発信することが大切です。

インコの写真や迷子になった日時、場所などの情報が入ったポスターを手作りでもよいので用意して、知人・お店・学校・目のつきやすいお宅(塀)などにお願いをして、ポスターを貼らせていただきましょう。早めに行動を起こすことが大切で、インコが遠くに行かないうちに、できれば翌日までには対応しましょう。

ポスターを広範囲に貼ることは難しいと思いますので、ある程度遠方に対しては、スーパー・学校・保育園など人目がつく場所を選びましょう。金銭に余裕があればポスター制作・設置を行っている業者もありますので、そちらにお願いするのも手です。

警察署への届けも重要です。警察署で3ヶ月間は拾得物として保管しています。3ヶ月を過ぎると保健所、保護団体へ引き渡しになるそうですので小まめにチェックしましょう。警察庁のWEBサイトから検索することができます。ただし、WEB上に公開されていない情報もあるようですので、直接問い合わせするのが確実です。

それから、インコを保護された方が、警察署ではなく交番に届けることもありますので、近辺の交番に相談しておくとよいかもしれません。

警察署、交番ともに届けを出しているからと待っているだけではいけません。似ているインコの保護情報があっても連絡が来ない場合があります。定期的に警察署、交番へ問い合わせを行いましょう。

次に広く発信する意味でインターネットの利用は欠かせません。インコの迷子情報の掲示板の登録は必須ともいえます。保護情報を待つのみでなく、積極的に登録して情報を待ちましょう。その際に注意することとして、連絡先(メールアドレス)を入力する欄がありますが、その項目には捨てアドレス(フリーのメールアドレス)で登録するようにしましょう。

掲示板以外にも、twitterでの迷子情報も頻繁に発信されています。ご自身でtwitterができない場合でも、知人にお願いして発信してもらいましょう。

<インコが迷子になったときの探し方>

1.飛び立った直後~探し方

  • まずは近辺をインコの名前を呼びながら探してみてください。飼い主の声に反応する場合があります。
  • インコがよく反応していた音を録音などして、音を出しながらインコを探す。(インコの声やおもちゃの音など) ← 近くにいるときに効果大です。
  • 窓の外に住んでいたケージを設置したり、よく遊んでいたおもちゃを置いてみる。(近場に居る時に目印になる可能性あり)
  • できる限りご近所にお声がけして、発見したら連絡をもらうようにしましょう。
  • インコが飛び立った方向ではなく、逆方向の場所で見つかったケースもありました。探すときは飛び立った方向だけを探すのではなく、周辺をまんべんなく探してみてください。
  • 木の上や電線など高い場所にいることがあります。
  • 木の茂みに身を潜めていることがあります。  ← インコが好んでいた音やインコの声をスマホ等で音を出しながら探すとインコが反応しやすいです。
  • マンションのベランダにいることもあります。
  • 人馴れしている鳥は保護される可能性が高いです。
  • カラスに襲われていたとの報告が多数あります。カラスがいる周辺も気にしてください。

2.ポスターの準備(手作りで可)

インコの写真、特徴(インコの種類、色)、飼い主への連絡先を記載したものを複数枚用意する。

できるだけ人目に目立つ場所に設置しましょう。例 学校、病院、お店など

隣町で保護されるケースもありますので、遠方にも設置しましょう。

設置をする場合は、必ず敷地の持ち主に許可をもらってからにしましょう。

3.警察署への届け出

最寄の警察署、交番へはもれなく連絡しましょう。

なかなか見つからなかったり、手間を惜しまないなら警察署の管轄を広げて届け出、問い合わせを行いましょう。(警察署は管轄ごとで管理して、警察全体では情報共有していません

似ているインコが見つかっても、連絡が来ない場合があります。定期的に問い合わせは行いましょう。

4.インターネットでの情報発信

迷子掲示板サイトへの登録

メールアドレスは、フリーで登録しましょう。サイトは複数登録して、インコが戻ってきたら、忘れずに登録したサイトへ見つかった旨返信しましょう。

twitter

頻繁に迷子・保護情報が飛び交っています。自分で調べられない場合は、知人にお願いしてみましょう。

5.インターネットで探す

保護掲示板サイト

里親募集サイト

保護された方が、里親を募集しているサイトへだされる場合があります。

警察庁 都道府県警察における遺失物の公表ページ

https://www.npa.go.jp/bureau/soumu/ishitsubutsu/ishitsubutsulink.html

全てのインコが掲載されていないことがありますので、探しているインコがいない場合は直接問い合わせてください。

※警察署では、原則3ヶ月保管となっています。期限を過ぎると取得者への譲渡、また保健所や保護団体への引渡しになるようです。

6.地域情報から探す

施設によっては、インコを保護して貼り紙でお知らせをしていることもあります。インターネットに公開していないところも多くありますので、直接問い合わせをして確認をしましょう。

ペットショップ、ペット保護センター、動物病院、ホームセンター、保健所、役所、動物園、自治体など

公共機関(鉄道、郵便局、学校など)

7.情報発信時の注意

残念なことですが、インコの飼い主でない方が、飼い主として名乗り出る(なりすまし)ことがあるようです。目的はそれぞれあるようですが、飼い主しか知らないインコの特徴は一般には公開しないようにして、インコの保護主にのみ伝えるようにしましょう。

離ればなれになっているインコが飼い主さんの元に戻れることを切に願っております。

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