SNSでシェアできます。

インコの迷子急増中

オカメインコが怪我をしたら

更新日: 2021/01/29

オカメインコの怪我の原因

オカメインコもさまざまな状況で怪我をすることがありますが、ほとんどが放鳥中に起きています。次はその一例です。

  • 複数羽を同じケージで飼っている場合に、ケージ内で小鳥同士による縄張り争いの喧嘩
  • 放鳥中にガラスや壁に激突
  • 放鳥中に鳥類以外(犬や猫など)の動物に噛まれる
  • 放鳥中に人が踏みつけてしまった
  • 放鳥中に熱湯や熱いものに触れて火傷した
  • ケージ内にいるときに光や音に驚いでオカメパニックになった

オカメインコがガラスや壁へぶつかったとき

オカメインコが飛行中にガラスや壁にぶつかったら脳震盪の状態になることがあります。

その場でじっとしてしばらくして何事もなく動きさせば問題がありませんが、ぶつかった衝撃があまりにも強い場合は当たり所が悪いと落鳥してしまいます。

衝撃が強かった場合は元気になっても、内出血している場合がありますので、念のため動物病院で診てもらってください。

オカメインコを踏みつけてしまったとき

人が足元にいたオカメインコを誤って踏みつけたり、オカメインコが近くにいることを気づかずに圧迫させてしまう事故も多くあります。

オカメインコは体が小さいためほとんどが重篤な状態となり、強い力でオカメインコを圧迫してしまったらほぼ助かりません。

オカメインコはプラスチックケースなどの小さい入れ物に入れてあまり動かさないようにします。

ケースにはティッシュなどの柔らかいものを敷き詰めて、外側からひよこ電球などで30℃で保温します。

重篤な場合は移動も危険を伴いますので、動物病院へ連れて行く前に電話して獣医師の指示を仰いでください。

人慣れしているオカメインコはとっさに逃げるという行動をとらないため、避けるだろうと安易に考えないでください。

オカメインコの足や羽根を怪我したとき

オカメインコはケージ内でパニックを起こすとケージにぶつかってもお構いなしに暴れますので、羽根を骨折することが良くあります。

足や羽根が変な方向に曲がっていたり、引きずっていたら骨折しているかもしれません。骨折の場合そのまま放置すると元通りにならなくなることがあります。

早々に動物病院へ連れて行くいくことが大切です。

動物病院への移動中もなるべくケガをした部位を使わせないようにしましょう。

プラスティック製ケースの底にペーパーを敷き詰めて、底の浅い容器に餌をいれて足を使わなくても餌を食べられるようにしてあげましょう。

あとは病気のときも同様ですが、しっかり保温して体力低下を防ぎましょう。

オカメインコが火傷をしたとき

放鳥中によくあるアクシデントとして、火傷があります。

ストーブの上にうっかり止まったり、熱いお茶やコーヒーの中に落ちたり、こぼして浴びたりと、ちょっと目を放したすきに起きてしまいます。

やけどを負ってしまった場合、応急処置として水気をしぼったタオルで患部を冷やしてあげましょう。

このときにやってはいけなことは、人がやけどしたときに使う軟膏を塗ったり、保冷剤のように冷たすぎるものを患部に直接あてたり、全身を冷たい水やタオルで冷やすことです。

体温が急激に下がってしまわないように気をつけましょう。

応急処置をしたらすぐに動物病院に行って診てもらうことが大切です。

事故直後は様子を見て大丈夫かと思っていても、時間が経つにつれやけどの症状がでてくる場合があります。

熱湯に落ちてしまったら残念ながら助かる見込みは薄いです。

熱湯に落ちた直後は外見でわかりませんが、時間とともに体の中で炎症が進み死に至ります。

出血した際の応急処置

インコ同士での喧嘩、他の動物との喧嘩(噛まれたり)で出血する場合があります。オカメインコのように小さな小鳥は、少しの出血でも命の危機に及ぶことがあります。

ケージ内でパニックを起こすと羽根の骨折や抜け落ちに伴い出血します。

また、オカメインコのつめ切りを飼い主がやっている場合にも、オカメインコがちょっと暴れたときに、つめを切りすぎで出血することがあります。

獣医師の情報では体重の1%を超える出血は危険な状態とありますので、体重が100gのオカメインコだと10ccを超える出血だと危険ということになります。

いざというときのためにも、出血した時にどのように対応するのか確認しておきましょう。

つめ先からの出血であまり大量ではない場合は、出血しているつめの部分を軽くおさえてあげれば止血することができます。あまり強く押さえつけないように気をつけましょう。

出血が多い場合には、血をふき取ってあげた後、市販のペット用止血剤があればそれを患部にぬって軽く押さえてください。止血剤がない場合は、応急処置として小麦粉や片栗粉を使用してください。(あくまでも応急処置として)塗ったあとで、しばらく患部をきれいな布で軽く押さえてください。

出血が止まったとしても後で傷口が開いたり、ばい菌が入ったりする場合がありますので、早めに動物病院に連れて行ってください。

オカメインコの怪我を防ぐために

怪我のほとんどが飼い主の油断から発生しています。

放鳥する時間、環境や放鳥中の飼い主の対応を見直すことで、オカメインコが怪我をするリスクは確実に減らせます。

オカメインコが怪我をすることなく楽しく過ごせるように気をつけましょう。

病気に関するリンク

インコの病気と症状について
インコの病気 >

インコが診れる動物病院と口コミ
鳥の動物病院 口コミ・評判 >

オカメインコの飼い方