餌がそのう(餌をためておく器官)から前胃へ落ちていかず、そのうに滞留してしまう状態のことです。
なんらかの原因でそのうの動きが悪くなったときにおこりますが、消化器官に問題があるときでもおこります。
症状としては、食欲不振、嘔吐、フンをしないなどです。
挿し餌のヒナに起こりやすく、餌がそのうで固まってしまって気がつかないと胃にエサが落ちなくて落鳥してしまいます。
挿し餌ヒナの場合は、餌を与える前に毎回そのうを触ってチェックしないといけません。
食滞を起こしたら対処としては、スポイトでぬるま湯を飲ませ、胸部をやさしくマッサージして、滞留した食べ物を胃へ流します。
1度では流れないことが多いため、そのうがやわらかくなって餌が胃に落ちていくところまで、何度か丁寧に行ってください。
成鳥でも食滞を起こすこともありますので、初期対処はヒナと同じくぬるま湯を与えて食滞の症状がおさまるか状況をみてください。このときは水入れに入れて与えるようにしてください。
成鳥とヒナともに食滞が改善したらフンをするようになりますので、確認してください。
成鳥の場合、ぬるま湯で改善したとしても消化器官の問題も考えられますので、獣医師に診てもらってください。
症状:
- 嘔吐
- 糞をしない
- 食欲不振
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