今日でオカメインコを迷子にさせてしまってから、ちょうど二年になりました。たくさん探し歩き何度も警察の遺失HPを見ては電話をしました。お盆の季節になる度、ご先祖さまと共に家に帰って来ているのではないかと不安になりました。今日、逃がして最後に見届けた大きな木の下でお葬式をしてみました。病死や、老衰で手の中で逝ってしまう悲しみとは違い、迷子にさせた悲しみは終わりがありません。夜、布団の中で思い出してはそっと泣いてしまいます。生前葬になるかも知れませんが、私が探し続けることで天国に行けず、魂が家々の路地や、電線や、公園の木々をさ迷っていたら可哀想だと思いました。今まで他の迷子の捜索を微力ながらお手伝いしたり、保護された方や学校に鳥籠を送ったりしてきました。神さまに、あの子に再会する為の努力を認めて貰おうと思っていました。でも、今日のお葬式でそれらは供養だったのではないかと思える事ができました。もしも私のオカメインコを保護して二年間もお世話して下さっているご親切な方がいるとしたら、こんな想いはして欲しくないと思います。どうぞ老いて手の中で逝ってしまうまで可愛がって頂けましたら嬉しいです。
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