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オカメインコのケージの掃除・日光浴・水浴び

更新日: 2021/01/27

オカメインコのケージの掃除

オカメインコは大半の時間をケージの中で過ごします。そのケージを綺麗に保つことはとても大切です。

衛星面からいっても、ほこりが溜まっていたり、フンが長い間ケージに溜まっていると細菌が繁殖してしまいますのでよくありません、衛生面が原因でオカメインコが病気を発症することもあります。

また、オカメインコはキレイ好きですので、きれいになったケージを喜んでくれます。

フンの掃除

フンの掃除

ケージをセッティングするときに、ケージの底に敷き紙を置いてオカメインコのフンを受けます。

ケージの中にフンが長い期間あるということは衛生的によくありません。病気の予防のためにもこまめに掃除しましょう。

敷き紙はできれば毎日交換が望ましいです。このときにフンの状態を見ることも大切です。

フンギリ網を使用しているときは、フンギリ網についたフンを、1週間に1度は掃除をしましょう。

フンギリ網を使用しないときは、交換時の敷き紙としてキッチンペーパーや新聞紙などオカメインコがかじっても害がないものを使用しましょう。

新聞紙は大豆油のインキでオカメインコがかじっても害がありませんが、カラーの印刷物など害のあるインキもありますので注意してください。

敷き紙の代用として吸収性が高く、えさ殻、羽の舞い上がりを防止する、おがくず状のバードマットという製品もありますので、好みにあったものを選んでください。

フンの掃除のポイント

  • 敷き紙は毎日交換が望ましい
  • フンギリ網は、1週間に1度は掃除
  • フンギリ網を使用しないときは、害のない敷き紙を使用する

ケージ内の糞を簡単に掃除
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ケージ全体の掃除

ケージ全体の掃除

月に1度はケージ全体を掃除します。

組み立てられた状態だと手の届かないところがありますので、ケージを解体します。

金属部分とプラスチック部分は別々に消毒していきます。

消毒方法は金属部分は熱湯消毒、熱湯が使えないプラスチック部分は次亜塩素酸水をおすすめします。

次亜塩素酸水の消毒方法は動物病院やペットショップなどで採用しているところもあります。

次亜塩素酸水での消毒方法について説明します。

次亜塩素酸水の濃度50ppmをスプレーで使用します。(消毒後に水ですすぎますので濃度が少し高くても大丈夫です)

  1. ブラシ等で良く洗います。
  2. 次亜塩素酸水のスプレーを多めに吹き付けます。(ひたひたになるくらい)
  3. 30秒程度放置します。
  4. 水でよくすすいでふき取ります。

※次亜塩素酸ナトリウムと間違えないようにしましょう。
※次亜塩素酸水は弱酸性ですので、金属に使用すると腐食の原因となります。

掃除をするときのの注意点

  • アルコール(エタノール)は、オカメインコにとって有害ですので使用しないようにしましょう。除菌ティッシュ(アルコール)も同様です。
  • 掃除中はオカメインコをキャリーなどに入れておきましょう。放鳥しながら掃除をしていると事故にあう可能性があります。

ケージ掃除のポイント

  • ケージ全体を月に1度掃除する
  • ケージの金属部分は熱湯消毒
  • ケージのプラスチック部分は次亜塩素酸水で消毒
  • アルコール(エタノール)は使用しない
  • 掃除中はオカメインコを放鳥しない

インコ用のケージ(鳥かご)
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オカメインコの日光浴

<インコの日光浴> ※動画はコザクラインコ

オカメインコは日差しを全身に浴びることで、ホルモンバランスが整えられ体内でビタミンD3を生成します。

日光浴をしていないと、ビタミンD3がオカメインコの体内で生成されず、カルシウムを摂っても吸収できなくなって、丈夫な骨が作られなくなります。ひどくなるとカルシウム欠乏症を引き起こします。

日光浴の目安は、毎日できるなら30分間、毎日が難しい場合は、週に1~2日で1時間程度させましょう。

ベランダ等の外に置く際には、オカメインコが日差しをよけられるよう、ケージの上部1/3をタオルなどを置いて隠れる場所を確保します。

何かの拍子でオカメインコが外に出てしまわないよう、餌入れ用の部分も含めてしっかりロックされているか確認しましょう。

ケージを置く場所に、野生の動物が現れる可能性がある場合とても危険です。飼い主が近くで見れる範囲にいれないときは放置はやめましょう。

あえて外にはケージを置かず、部屋の中で直接日差しが入るところでも構いません。窓越しのときは、窓を閉めていると紫外線をほとんどカットしてしまい、日光浴の意味がなくなりますので注意しましょう。

日光浴のときは短い時間とはいえ、暑い夏場では熱中症の恐れもあります。飼い主がオカメインコの近くにいて、暑がっている行動をしていないか様子を見て、最初から暑がっていたら無理はしない方がいいです。

夏場の炎天下は短時間でも危険ですので、無理をせずに安全に日光浴ができる方法を考えましょう。

オカメインコが暑がっているときの行動は、口を少し開けて翼を肩から大きく上げた状態です。

フルスペクトラムライト

自宅の環境や寒い冬場など、どうしても屋外で日光浴ができない場合、太陽光に近いフルスペクトラムライトを利用する方法もあります。このライトを使えば日光浴の代わりになりますので、状況に応じて適宜使われるとよいかと思います。

フルスペクトラムライトには紫外線の強いものから弱いものまで動物に合わせて種類があります。鳥用のものを選んでください。

屋内で日光浴ができる器具
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日光浴のポイント

  • オカメインコにとって日光浴は必須
  • エサ入れ部分も含めケージをナスカン等でしっかりロックして脱走防止(屋外)
  • ケージの上部にタオル等を置いて日陰の部分を作る(屋外)
  • 野生の動物が表れる可能性があれば、飼い主が近くにいる必要がある(屋外)
  • 極端に暑い・寒いときは屋外での日光浴はしない(屋外)
  • 太陽光での日光浴のとき窓を閉めた状態だと意味がない(室内)
  • フルスペクトラムライトには鳥用のものを使用する(室内)

オカメインコの水浴び

オカメインコの水浴び
<インコの水浴び>※動画はコザクラインコ

オカメインコはキレイ好きで水浴びも大好きです。

小皿にオカメインコの足元くらいまで浸かるくらいの量の水を入れて水浴びさせてください。

あまり深い皿に水を入れすぎると事故にもつながります。

また、オカメインコは水浴びの直前に水を飲むことがありますので、キレイな水を入れてあげてください。

寒い冬場は温かくしたぬるま湯をあげたくなると思いますが、ぬるま湯はオカメインコの脂質を落としてしまい、水をはじかなくなります。

脂質が落ちた状態で水が付着していると体温が急激に低下しますので、冬場であってもぬるま湯ではなく常温の水を使ってください。

極寒で水が冷たすぎるときは、少量のお湯を足して20℃を目安としてください。

万一、ぬるま湯で水浴びをした場合、そのまま放っておくと体温が下がり風邪をひきやすくなりますので、タオルなどで水気をふきとってあげて、その後に温めてください。

水浴びのポイント

  • 浅めの容器を使用する
  • 水はきれいなものを用意する
  • お湯を足してでぬるま湯にしない

水浴び用のプール
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オカメインコの飼い方