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オカメインコが健康で長生きするための栄養学と食事管理で注意すべきこと

更新日: 2020/07/02

オカメインコが健康で長生きするために

オカメインコ

オカメインコが健康で長生きするためには、食事の内容や与え方が大変重要になってきます。

ここでは、日頃から気をつけるべき事項について説明します。

  • 栄養学を理解する
  • 人の食べ物をオカメインコへ与えない
  • エサの量を変えるタイミング
  • 日光浴
  • ケージ内を清潔に保つ
  • 体重管理

栄養学を理解する

人と同じくオカメインコも必要な栄養をとることによって健康を維持することができます。

もし、偏った栄養のエサを与え続けていると、栄誉不足から病気を招く結果となったり、栄養過多で肥満の原因になる場合があります。

オカメインコのエサは、主食、副食、青菜、おやつなどに分けられます。それぞれ得られる栄養も違いますので、栄養のバランスを考えてオカメインコに与えましょう。

三大栄養素

三大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物ですが、オカメインコにはいずれも必要で個体に合わせて適正量をとる必要があります。

バランスが大切ですので、栄養不足、栄養過多にならないように注意しましょう。

それぞれの栄養素がオカメインコのどこに影響をあたえるのか、また不足したり多くとり過ぎたらどのようになるかを説明します。

たんぱく質

血や肉、クチバシを構成する栄養素です。
不足すると:発育不全、繁殖障害、体重減少、羽毛障害として表れます。
多すぎると:さまざまな内臓疾患を伴います。

脂質

細胞組織の発育の維持、促進と活動エネルギー源となる栄養素です。
不足すると:発育不全、呼吸器感染症に対する抵抗力が低下します。
多すぎると:肥満、生活習慣や繁殖障害となります。

炭水化物

活動エネルギー源となる栄養素です。
不足すると:活動力が低下します。
多すぎると:肥満になります。

成鳥時の目安

たんぱく質:10~15%(成長期、繁殖期:20%)
脂質:4~7%
炭水化物、繊維質、灰分、水分:78~86%

※灰分・・・食品を燃やした後に残る灰の成分で、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル成分

オカメインコに必要なビタミン、ミネラル

三大栄養素以外にもビタミン、ミネラルはオカメインコの健康を維持するために必要です。

不足した場合にどのような症状が表れるか以下に記載します。

ビタミンA:抵抗力の低下、腫瘍、羽毛の変色、痛風
ビタミンB1:脚気(栄養性脚弱)、仰天気(くびの筋肉異常)
ビタミンB2:発育不全、神経の発達不全、皮膚炎
パントテン酸:皮膚の乾燥、平衡感覚の喪失
ナノアシン:足指の浮腫、脚の湾曲、ペローシス(ヒナの腱はずれ)
ビタミンB6:腱はずれ、けいれん
ビチオン:骨格異常、運動失調、腱はずれ、脂肪肝
葉酸:発育不全、羽毛障害、貧血、腱はずれ
ビタミンB12:脂肪肝、発育不全
ビタミンD3:脚の湾曲、クル病(骨の軟化による歩行困難)、発育不全、卵詰まりなどの産卵障害
ビタミンE:活力低下、若鳥の脳発育不全、浮腫を伴う神経症状
カルシウム:クル病、卵殻の軟化による産卵障害
リン:クル病
マグネシウム:骨格異常
ナトリウム:心機能定期、副腎肥大、体重減少、神経異常行動
カリウム:筋力低下、腸や心臓の機能低下
マンガン:骨格異常、ヒナの腱はずれ
ヨウ素:甲状腺腫、皮膚乾燥、体温不安定、呼吸困難
鉄、銅:羽毛の退色・変色、貧血
亜鉛:羽毛の変形
セレン:羽毛発育不全

ビタミン、ミネラルが不足したらどのような症状が表れるのかを列挙しました。

栄養が不足することで健康を維持することができずに、さまざまな病気や慢性的に身体に異常をきたすことにもなります。

日々の食事で栄養を過不足することなく与えることでオカメインコも健康でいられます。

オカメインコが既に症状を発症しているときは、独自に必要な栄養を与えることはせずに、必ず獣医師から処方してもらってください。

人の食べ物をオカメインコへ与えない

よくありがちなこととして、人が食べているものをオカメインコがものほしそうに見ていることがあります。つい人の食べ物とわかっていてもあげてしまうことがあるかもしれませんが、人の食べ物は絶対にオカメインコに与えないでください。

オカメインコの消化できない成分が含まれていたり、過度の栄養摂取により病気を引き起こしたり、オカメインコの内臓で対処できない物質が入ったときは最悪の場合、中毒症状となったり突然死することがあります。

また、その瞬間は問題がなくても長年の蓄積でオカメインコの寿命を縮める結果になることもあります。

オカメインコが欲しがってきた場合は、おやつや果物など普段から好物にしているものを、代わりにあげてください。

エサの量を変えるタイミング

通常は1日に決めたエサの量を与えますが、オカメインコの状態によってはいつもより多くの栄養が必要になることがあります。

次の状態にあるときはいつもよりエサを多く与えて栄養を取らせましょう。また、与える栄養もサプリを併用することで時期を短くすることもできます。

病院に行かれている方は、獣医師で処方されたものを与えてください。

  • 成長期
  • 換羽期
  • 繁殖期
  • 闘病中

日光浴

オカメインコにとって日光浴は大変重要です。

日光浴によりオカメインコの体内でビタミンDが作られて、カルシウムやリンの吸収を促して丈夫な骨を作り出します。

外での日光浴ができない場合、フルスペクトラムライトという太陽光に近い効果が得られる蛍光灯もありますので、室内で日光浴もできます。

ケージ内を清潔に保つ

オカメインコはなんでも舐めたり、噛んだりします。

1日の大半をケージで過ごしますので、ケージ内を清潔に保つことは健康上でも大事です。ケージやエサ、水に細菌がいるとそれだけで病気になる可能性が高くなります。

  • エサ、水は毎日交換しましょう。
  • エサはつけたしではなく毎回交換することが望ましいです。
  • 水は腐敗を防ぐため定期的に消毒しましょう。
  • ケージを定期的に消毒しましょう。

消毒には、プラスチック製に次亜塩素酸水、鉄製品には熱湯消毒、日光消毒がおすすめです。

※次亜塩素酸水は弱酸性ですので、鉄が腐食する可能性があります。
※次亜塩素酸ナトリウムとは別物ですので、間違えないように注意してください。

体重管理

日々の体重管理は大切です。

オカメインコは普段から体調が悪くても元気なふりをしますので、外見からはわからなくても体重減少などで発見することもできます。

また、最近は肥満も増えていますので、先々の病気を予防するためにも体重管理をしっかりして健康体を維持したいものです。

肥満であればお腹に脂肪がつきますので、保定ができればお腹を触ってみてください。

適正な体重は個体差もありますので、一度動物病院へ行って基本となる体重を獣医師から聞いてください。

オカメインコの飼い方