SNSでシェアできます。

インコの迷子急増中

セキセイインコの餌(エサ)、水の交換と注意点

更新日: 2021/01/29

セキセイインコのお世話として毎日やること

セキセイインコの毎日のお世話は、さほど大変なことではありません。

毎日やることは基本的に餌、水の交換だけですみます。

しかし、その交換でも気をつけないと衛生的な面からセキセイインコが病気となることもあります。

セキセイインコが健康で過ごすためには重要なことですので、日々のお世話として取り入れていただければと思います。

餌(エサ)の交換

餌入れ

餌は毎日新鮮なものに交換することをおすすめします。

毎日の食べる量は、セキセイインコの体重の10%が目安です。個体によって代謝が変わりますので、理想体重をキープできる量を見つけてください。餌入れから餌を落としたり、殻つきシードの殻の量もありますので、その分も考えて増量しましょう。

餌を補充する場合、殻つきシードの場合は、人が息を吹きかけて殻だけ飛ばすのは衛生的に問題があります。カメラ用ブロー(カメラレンズの掃除用)などで空気を吹きつければ殻だけ飛ばすことができますので活用してください。

数日間まとめて餌を入れっぱなしにしておくのは厳禁です。ホコリが積もって衛生的によくありませんし、いくらでも食べ放題ですので肥満にもつながります。

セキセイインコが肥満、発情期などで餌の量を減らすときは、極端に減らさないように気をつけましょう。半日以上絶食状態のときは体調を崩すこともありますので、可能であれば1日分を2~3回に分けて餌を与えると安全です。

セキセイインコが換羽期、繁殖期、病気中などのときは栄養をいつもよりとる必要がありますので、餌の量を増やしたり、サプリメントを併用します。

  • 餌は毎日交換が基本
  • 餌の量は、セキセイインコの体重の10%プラスα
  • 餌を補充する場合は、シードの殻をカメラ用ブロー等で取り除く(息で吹き飛ばさない)
  • 数日分まとめて入れて置かない
  • 肥満、発情期の対策として極端に餌を減らさない(1日分を2~3回に分ける)
  • 換羽期、繁殖期、病気中は餌の量を増やす

水の交換

水入れ

水も毎日交換しましょう。

セキセイインコは日頃あまり水分をとりませんので、水がまだ残っているからといって次の日まで持ち越すことのないようにしましょう。

水入れはぬるつきがあると水が腐敗してしまい、その水をセキセイインコが飲むと病気になることがありますので、毎日洗って清潔にしましょう。

また、夏場に部屋の温度が上がり過ぎるときは、水が腐りやすくなりますので、日に2~3回は水を交換するか、部屋全体を涼しくするなど対策してください。

水入れを清潔に保つには消毒方法が大切です。消毒方法は容器によって異なります。

金属製の水入れでしたら熱湯消毒がおすすめです。

プラスチック製は熱に弱く熱湯をかけると変形したり有害物質がでることがあります。製品説明に耐熱で熱湯にも耐えられることが確認できない場合は熱湯消毒はやめた方が安全です。

熱湯以外の消毒方法としては、次亜塩素酸水を利用することをおすすめします。動物病院やペットショップなどでは次亜塩素酸水を使用しているところもあります。

次亜塩素酸水での消毒方法について説明します。

次亜塩素酸水の濃度50ppmをスプレーで使用します。(消毒後に水ですすぎますので濃度が少し高くても大丈夫です)

  1. 水入れをブラシ等で良く洗います。
  2. 水入れに次亜塩素酸水のスプレーを多めに吹き付けます。(ひたひたになるくらい)
  3. 30秒程度放置します。
  4. 水でよくすすぎます。

※汚れがついたままだと消毒効果が低くなります。
※次亜塩素酸ナトリウムとは別物ですので間違えないようにしましょう。

一般的の消毒方法としてアルコール(エタノール)で除菌することがありますが、セキセイインコの周辺では使用しないでください。

エタノールはセキセイインコの身体で対処できない物質のため、なめたりすると中毒症状を起こし、やがては死にいたります。

アルコールティッシュでさっと拭いてもエタノールが残留していれば、それをセキセイインコがなめてしまったら体内に入ってしまい蓄積していきますので使用は厳禁です。

  • 水は毎日交換
  • 夏場で部屋の温度が高い場合、日に2~3回は水を交換
  • プラスチック製の水入れは次亜塩素酸水により消毒
  • 金属製の水入れは熱湯で消毒
  • アルコール(エタノール)で消毒しない

セキセイインコの飼い方