インコの迷子急増中

セキセイインコのお世話 5

保定

保定とは小鳥を手のひらで包むように保って、暴れないように安定させることをいいます。

伸びすぎたつめを切ったり、ケガや病気の状況を見たり、投薬のときなど保定を求められることがでてきます。

保定のやり方は、人差し指と中指で軽くセキセイインコの首の部分をはさみ、残りの指でからだ全体をやさしく包み込むようにします。その後、インコを仰向けにすると大概は暴れなくなります。

最初のころは手乗りでも嫌がる個体が多いので、無理やり捕まえるのは嫌われる原因となります。

嫌がるセキセイインコが逃げ出そうとしたときに、胸部を強く圧迫してセキセイインコが窒息することがないよう無理をしない程度にしましょう。

また、噛まれることもありますので、指をうまく使って噛まれないようにしましょう。

保定は必ずできないといけないわけではありません。必要に応じて動物病院やペットショップにお任せするようにしましょう。

つめ切り

セキセイインコのつめが、ある程度伸びてきたらつめ切りが必要です。

つめが長いままだと、止まり木に止まりづらくなったり、歩きでの移動に支障がでてくることがあります。ときにはケージの中や放鳥時につめをひっかけて、つめが剥がれてしまい、出血することもあります。

飼い主がつめ切りをできそうになかったら、動物病院やペットショップでつめ切りができますのでお願いしましょう。ご自身でつめ切りをする場合、保定ができること、万が一つめを切りすぎて出血しても止血できるように止血剤を用意しておくことが必要です。少しでも不安であれば、最初のうちはプロにお任せして、後々つめ切りの仕方を教えてもらうとよいかと思います。

発情期

セキセイインコは、オス、メスに関わらず発情する時期を年に2回ほど迎えます。

春、秋の暖かく過ごしやすい時期で、この時期の短期間であれば自然な発情サイクルですので問題はありません。

しかし、年間通して発情行為が多く見られる場合、行き過ぎる発情によって病気にかかったり、寿命を縮める原因となります。セキセイインコとの接し方によって回避できることは行って、セキセイインコが健康で長生きできるようにしたいものです。

発情を促す環境、行為

・おやつの与えすぎ:栄養過多により過剰な発情行為のきっかけとなります。

・背中をなでる(メス):セキセイインコの交尾は、オスがメスの背中の上に乗って行います。メスの背中をなでる行為は、交尾を想起させてしまいます。

・日照時間が長い:日の出に目覚めて、日の入りで眠るという生活環境があれば問題ありませんが、部屋の中で飼う以上難しいことだと思います。夜はなるべく早めに、ケージに暗くなるようなカバーを被せてセキセイインコが眠りにつけるようにしましょう。そうすることで、日照時間も短くなり、発情のきっかけも減ってくると思われます。

・おもちゃへの発情:ケージ内に配置したおもちゃが、セキセイインコの恋愛対象になることもあります。セキセイインコの様子を見て発情のきっかけになっている場合、おもちゃの交換や撤去を検討してみてください。

・ケージの配置:セキセイインコが安心しきって過ごせるような環境になると、発情のきっかけになることがあります。定期的にケージの配置を換えることで、小さなストレスがかかり発情抑制につながります。ただし、過度のストレスがかからないような配慮をしてください。

過剰な発情により引き起こされる病気の例

  • 過度の餌の吐き戻しによる衰弱(オス)
  • 精巣腫瘍(オス)
  • 卵秘、卵詰まり(メス)
  • カルシウム欠乏症(メス)
  • 毛引き症

セキセイインコの飼い方