東京都台東区西浅草迷子のオカメインコ－迷子鳥No.40549

臆病なので、これまで、一瞬少し窓を空けても外に出ようとしなかったので油断していました。私の不注意でベランダのドアを空け、いつものように身体で隙間を塞ぐように外に出ようとしたのですが、そのときはいつもと動き方が違い、私の左肩に乗ったと思ったらぱっと外に飛び出してしまいました。慌てて手で押さえようとしたのですが、触れただけでピーちゃんはそのまま飛んでいってしまいました。呼び鳴きのときの、「ピーーーッ！」という鳴き声を元気に出しながら、マンションの周りを3周ほど回りました。その後、旋回しながら、ベランダが向いている方角（東）のほうへと、鳴き声と一緒にだんだん小さくなって行きました。私の家は、西浅草で合羽橋のすぐ裏手なのですが、そこから、浅草ROXのあたりまで飛んでいくのが見えました。私のところからは250mほどの距離です。そのまま、姿はどんどん小さくなり、遠ざかる鳴き声もとうとう聞こえなくなったので、すぐに自転車で追いかけましたがだめでした。ベランダから見える風景の右奥の方では、ビルの屋上からカラスがそれをみているのが分かりました。白い身体と大きな鳴き声で、とても目立っていたと思います。この時期寒いので、食べ物もなく、凍えているだろうことを思うと胸が裂けそうです。すべては自分の不注意です。ピーちゃんとは意思疎通ができている、彼は臆病だから逃げないだろう、と考えていた自分が甘かったと思います。信頼関係うんぬんではなく、飼わせてもらっている以上、人間の責任で、ちゃんと安全を守ってやる義務があります。迷子からまる二日たち、今日は雨が降ってきました。諦めないようにと思っていますが、心のどこかで、覚悟もしています。
この、辛い経験を皆様と共有することで、可哀相な迷い鳥、動物、そして飼い主となってしまうケースを、少しでも防げればと思います。目撃情報など、どうか皆様のご協力お願い申し上げます。