コザクラインコ・ボタンインコの特徴
通称ラブバードと呼ばれてパートナーへの愛情がとても深いインコです。
コザクラインコは、尾羽が短くずんぐりした体形ですが、色合いが鮮やかで愛らしさがあります。ボタンインコも愛らしさはコザクラインコと変わりませんが、目の周りの白いアイリングに特徴があります。
外見は可愛らしさが前面にでていますが、情熱的な愛情表現をする一面もあります。インコのペアの場合、インコ同士は常にいっしょで仲良しですが、飼い主にはそっけない素振りをしてしまって、お世話だけになってしまうケースがあります。
また、パートナーの対象はインコだけにはとどまらず飼い主(同居人)も含まれます。手乗りになるとベタ慣れになります。ですが、愛情が深いゆえにパートナー(飼い主など)が、他に気を取られていてかまっていないときには、やきもちを焼いて問題行動を起こすこともあります。そういった問題行動を起こさせない付き合い方をすることが大切です。
性格的には気が強くて、くちばしの力も強いことから人が噛まれると容易く出血します。そのかわいい風貌から予想ができないため、最初の頃は飼い主もびっくりすることがあるようです。
鳴き声は甲高い
鳴き声は可愛らしさと反比例して、身体の大きさの割には声量が大きく声質は甲高いです。特に興奮している場合は、声量が大きくなりがちです同居される方の配慮ももちろんですが、住宅環境に配慮するレベルのものですので、周辺の状況を確認してから飼いたいところです。
インコの中では、あまりおしゃべり得意ではない部類になります。
コザクラインコ・ボタンインコの性格
好奇心旺盛で自己主張をして物おじしない性格です。そのため、犬や猫など大きなな動物にも攻撃したりします。
ラブバードと呼ばれる所以が愛情深さがですが、それゆえパートナーがかまってあげないとヤキモチを焼いて攻撃したり、問題行動を起こします。
発情期になると攻撃性が増しますので、慣れているときでも噛まれることがあります。
同じラブバードですが、コザクラインコに比べボタンインコはやや神経質で臆病な傾向にあるようです。
コザクラインコ
- 好奇心旺盛
- ヤキモチ焼き
- ときに攻撃的に
ボタンインコ
- ヤキモチ焼き
- 神経質
- ときに攻撃的に
コザクラインコ・ボタンインコの原産国・体長・体重
コザクラインコ
原産国:アフリカ南西部
全長:15~18cm
体重:50~55g
ボタンインコ
原産国;アフリカ北部
全長;14~15cm
体重;40~45g
コザクラインコ・ボタンインコのオスとメスの見分け方
見分けは難しいですが、ポイントはあります。
- 頭頂部が丸みを帯びていればオスで、扁平形状の場合メス
- くちばしには上下がありますが、下のくちばしの横幅が広くなっていたらメス
- 確実なのは、DNA性別鑑定
※紙をくちばしで細長く切り取って、自分の羽にさす行為やパーチや物に下半身をこするつける行為、交尾姿勢で羽を広げる行為は、オス・メス限らず行う個体があるため判断には使えません。
コザクラインコ・ボタンインコの寿命
平均で約15年と言われていますが、飼育環境が良いと20年も生きる個体もいます。
ラブバードは発情行動を起こしやすく対策をしないと寿命を縮める結果となります。
- 平均で15年
- 長寿だと20年
コザクラインコ・ボタンインコの値段
値段は品種によって変わってきますが、ショップやブリーダーによっても値段は異なります。
ブリーダーでの購入の方がショップよりも安くなる傾向です。
- コザクラインコ:20,000円~
- ボタンインコ :12,000円~
噛み癖には要注意
かわいらしく小さな体格ですが噛む力が非常に強く、人間が噛まれると容易に出血するほどです。最初のころは甘噛みをしてきますが、それを放置してしつけをしていないと、噛む力が強くなっていきますので注意しましよう。
飼う前によく考えよう
幼鳥のときにトレーニングをされて手乗りで人に慣れているときは問題ありませんが、トレーニングされていない成鳥の場合、飼い主との距離感は近づいてもベタ慣れにならないことがあります。
また、お迎えのときは人慣れしていても飼い主さんの飼い方次第では人嫌いになることがあります。
さらに、大きさの割に噛む力が強いため、人が噛まれると容易に出血します。
ベタ慣れしないことや噛まれることが嫌になって手放す方もいますので、飼う前には十分に検討して途中で飼育放棄をしないようにしましょう。
我が家のコザクラインコも成鳥で半荒(人に慣れてない状態)でお迎えしましたが、ベタ慣れを望まなくても声がけや放鳥時の遊びで十分にコミュニケーションがとれ家族の一員となっています。個体によるつき合い方が大事です。
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