
一口にインコといっても様々な種類が存在します。
一番ポピュラーでしぐさが可愛いセキセイインコ、キュートなお目目と鮮やかな色合いのボタンインコ。
男の子はお歌やおしゃべりを披露したり、女の子はおとなしい性格のオカメインコ。遊び好きで、飼い主さんの事が大好きでテンション高めなコザクラインコ。その他にも多数の種類がいます。
どのインコを飼ったらよいのか、を決めるにはまず飼う人のインコに求める理想像から考えるのも良いでしょう。
鑑賞用として楽しみたい人、または常に側にいたい人、おしゃべりや歌を歌って欲しい人。
その上から個体による性格を調べて一番マッチするインコさんをお迎えしてみてはいかがでしょうか。
インコの種類によってある程度性格はわかりますが、個体差も大きくありますので、一概に飼い主の気持ちに合ったインコとの出会いが叶うかという事はありません。
大切なのは、いざ飼ってみてインコの意外な一面を見たとき、イヤになって手放してしまったり、なつかないからといって愛情を持てなくなって粗末にあつかったりすることは、絶対にしてはいけないということです。
そのためにも事前にインコについて知っておくのは重要です。
またインコの性格は日々の人間とのコミュニケーションでも大きく変化します。
愛情を注ぐのはもちろんの事、時には正しいしつけをすることも必要になってくるでしょう。

どちらにしても小鳥に対する愛情が根本になってきます。興味本位だったり一時の寂しさ紛らわせの為であったりで安易に小鳥をお迎えすることなく、きちんとインコに愛情をもって接していけるのか、自分の子供のように世話をする責任を負えるのかが非常に大切になるキーポイントといえましょう。
そのバランスがうまく取れると、インコは本当に人生のパートナーで癒しの存在になってくれるはずです。
そしてこれからが重要ですが、インコを飼うにあたって正しい知識を得ることです。
インコと仲良くなっても、飼い方に問題があれば早々にお別れすることになります。
若い頃に亡くなる原因としては、重い病気にかかってしまったり、放鳥中に事故があったりといったことが多いと思います。その両方についても飼い方によって回避することができるかもしれません。
もちろん、潜在的にもっている病気や身体の弱い個体がありますので、一概には言い切れません。ですが、どのような状況であっても飼い主が真剣にインコに向き合っていけば、その時間はインコとのかけがえのない大切な時になることは振り返ってみればわかると思います。
楽しいことも苦しいことも、インコと共に過ごせれば大切な思い出になります。インコも同じ気持ちかもしれません。
それでは、インコが大切な家族の一員になれることを願って!