
新型コロナウイルスが猛威をふるっており感染が拡大するなか、皆様も対策をとられているものと思います。
ここではインコを飼っている方が、ウイルス対策をするうえで注意したいことをまとめました。
一般的なコロナウイルス対策
密集している場所を避ける、室内の換気をする、人が集まっているときに間近での会話をさける等、感染防止の対応を国から要請されています。
個々人の対応として、咳をするときの咳エチケット、手洗いやアルコール消毒の励行などがあります。
これらのことに気をつけていれば、かなり感染リスクも下がるとあります。
さて、インコを飼っている者として、どのような影響があるか私達の行動から考えたいと思います。
玄関先での消毒
外出から帰ってきたら、衣服や持ち物にウイルスが存在している場合がありますので、まず玄関先で消毒しましょう。
そのまま何もせず、室内に衣服や物を持ちこむと、万が一ウイルスが付着していたら、家の中に滞在することになってしまいます。
消毒方法

エタノールを薄めたり、エタノールが配合された除菌スプレーなどが効果であると言われています。
しかし、コロナ騒動で、またたくまにエタノールが薬局で見かけなくなりました。
その後、新型コロナウイルスに対し次亜塩素酸水が有効との情報があり、こちらはインコに害がないとのことですので、こちらの使用をお勧めします。揮発性はありませんので、スプレーしてからふき取ってください。
ただし、次亜塩素酸水の商品でもエタノールや他のアルコールが含まれているものもありますので、十分注意してから購入してください。それと、次亜塩素酸水の濃度が濃い(200ppm)ものだと、強い塩素臭がして、インコの体調が悪くなったとの報告もありました。ペット用途として濃度は25ppmと推奨されています。情報元
また、近い名前で次亜塩素酸ナトリウムというものがありますが、こちらも消毒液として効果がありますが、使用後に塩素が残りやすいため、インコ(人体にも)に危険性があります。名前が似ているためよく確認してください。
次亜塩素酸水:弱酸性
次亜塩素酸ナトリウム:アルカリ性
エタノールを含んだ物はインコのいる部屋には持ち込まない、使わない
インコにとってエタノールは有害なもので、インコがなめてしまったら肝臓への負担がかかり突然死の危険があります。
スプレータイプや除菌ティッシュは水で薄められているため、速乾性は低くしばらく表面に留まります。そこをインコがなめたら大変危険です。
除菌スプレーにはエタノールだけでなく、香料や除菌剤などインコに有害なものが含まれているため、インコのいる部屋では使わないようにしましょう。
この機会にエタノールの使い方で、インコに危険なことがあるということを認識していただければと思います。
室内でのウイルス対策

海外ではコロナウイルスが動物へ感染したとの事例があります。
絶対にインコへは感染しないとも言えませんので、万が一に家のインコに感染させないよう気をつけたいですね。
インコを飼われている方は、脂粉やホコリなどに配慮して空気清浄機を使われていることも多いと思いますが。一部の菌やウイルス(コロナウイルスへの効果は判明していません)が除去しますので、一定の効果は考えられます。
また、室内の換気も有効だとわかっていますので、帰宅後しばらく室内の換気を行うなど対策してみてくだい。
自分が新型コロナウイルスに感染しないこと
感染することで隔離されたり入院すれば、最悪インコを飼えなくなってしまいます。そのようなことにならないよう日頃から予防に徹し、感染しないことが大事です。平穏な日々が早くもどるように行動したいものです。
まとめ
今回のことで学んだこと
- エタノールは、インコにとって有害
- 消毒用途としては、次亜塩素酸水がおすすめ(アルコールを含まないもので濃度は25ppm)
- 次亜塩素酸ナトリウムは、インコ周辺の消毒として使わない
- 除菌スプレーは、インコのいる部屋で使わない
- 室内では換気をしたり、空気清浄機を有効活用してウイルスを滞在させない
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