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ぐったりしている

熱中症

長時間の日光浴や、暑い室内、短時間でも真夏の炎天下にさらされた場合、熱中症になることがあります。

日差しを浴びて止まり木から落ちてぐったりしてしまうことがあり、重症の場合には落鳥することもあります。

日差しを浴びていなくても、真夏の暑い室内で気温、湿度が上昇すると熱中症を引き起こすことがありますので、適宜クーラーなどで室温を調整しましょう。インコは湿度が高いのに苦手ですので、梅雨時期で温度はさほど高くなくても、湿度が高いときは要注意です。

定期的に日光浴をさせると思いますが、そのときはインコのそばをなるべく離れないようにして、日光浴中にインコが暑がっていれば日光浴を中止します。

インコは暑くなると羽を大きく持ち上げたり、口を開けて身体を冷やそうとします。この状態が長く続くと熱中症になりますので、インコのしぐさを見逃さないことが大切です。

万一、インコの身体が熱くなっているときには、冷たいタオルで全身を包むようにして冷やします。(冷やしすぎはよくありません)その後、ぐったりしていないようなら、風通しがよく涼しい場所にケージを移動して様子をみます。

そのときは体調が良さそうでも、後から急変する場合がありますので早めに動物病院へ連れて行きましょう。

日光浴はインコの健康維持にかかせないものです。

日光浴をしていないと、ビタミンD3がインコの体内で生成されず、ボレー粉などでカルシウムを食べていても吸収されず、丈夫な骨が作られずカルシウム欠乏症などを引き起こしてしまいます。

日光浴をさせるときは、炎天下での日光浴は避ること、時間は短めに設定(タイマーなど)すること、ケージの1/3に布などを被せて日よけの場所を作ることなど、安全性も考慮して日光浴させるように気をつけましょう。

どうしても日光浴させることができない場合、太陽光に近いフルスペクトラムライトを利用して室内での日光浴もできます。

フルスペクトラムライトは、いろいろな動物用に紫外線の強さが異なるものがありますので、必ず鳥用のものを使用してください。

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カルシウム欠乏症

カルシウム不足により、動きが鈍くなったり、翼が垂れ下がったり、だるそうな動きをしている姿が見られます。ひどいときには痙攣を起こして横たわってしまうこともあります。

主食がシードの場合、副食でボレー粉やカトルボーンを与えてカルシウムを補給してください。

シードには、カルシウムの栄養素が含まれていませんので、シードのみ与えているとカルシウム不足が原因でさまざまな病気、骨格異常を引き起こします。

また、カルシウムをいくら摂っていてもビタミンD3が不足していると、カルシウムを十分に吸収できません。

ビタミンD3は日光浴で生成されますので、日光浴もあわせて行いましょう。

麻の実やヒマワリの種などの高脂食は、カルシウム補給を阻害することもありますので、与えすぎに注意してください。

メスの発情期においては、過剰な産卵によるカルシウム不足を引き起こすことがありますので、カルシウム不足を起こさないように栄養管理をしていきましょう。問題行動である過発情もほっとけば病気につながりますので、発情対策もしっかり対応しましょう。

カルシウム欠乏症と自己で判断しても、獣医師に診てもらってください。症状によっては治療や投薬が必要となることがあります。

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