鼻汁
ビタミンA欠乏症
インコに食事としてシードのみ与えていると、インコにとって必要な栄養素が足りず、さまざまな症状がでてきます。
ビタミンAが不足することにより、目の周りの腫れ、膨張。鼻汁、鼻孔の閉鎖を伴う呼吸困難の症状を引き起こします。
シードを主食にしている場合、ビタミン・ミネラル・カルシウムを副食で摂る必要がありますので、日々に緑黄色野菜やボレー粉を与えてください。
ビタミンAは、小松菜、豆苗、チンゲン菜、パセリなどの緑黄色野菜から摂ることができます。
緑黄色野菜を毎日与えることが難しい場合は、インコ用のビタミン剤でも代用できますので、活用してみてください。
オウム病(クラミジア症)
クラミジアと呼ばれる細菌が原因となる感染症です。
この病気はインコやオウムだけではなく、ほぼ全ての鳥で感染します。また、人獣共通感染症のため人にも感染することがあります。
インコがクラミジアを保菌していても症状がなく健康体である場合が多いため外見だけでは判断がしずらいです。
インコが感染しているとさまざまな症状が現れます。
- クシャミ
- 鼻水
- 食欲不振
無症状で亡くなることもあります。
無症状のことも多く感染力は強いですが、獣医師にてクラミジア検査をすれば発見できます。
既にインコを飼っていて、新たにインコをお迎えするときにはクラミジア検査をした方が安全です。
クラミジアに感染するとフンに大量のクラミジアが混じります。
ケージを分けていても感染したインコへの接触、排泄物への接触、飛散したクラミジアを含んだホコリから感染することもあります。
インコからインコへの感染だけではなく、インコから人へも感染することがありますので飼い主も注意する必要があります。
インコが感染していたら飼い主は以下の対応をとりましょう。
- インコを触れた後に手を洗う
- インコの排泄物に素手で触れない
- ケージを掃除するときはマスクを着用
また、人からインコへの感染の可能性もありますので、人の口移しでインコへ食べ物を与えないようにしましょう。