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鼻汁

副鼻腔炎(洞炎)

副鼻腔炎とは、鼻腔と眼の間の副鼻腔におきた炎症です。

ビタミンA不足、免疫力の低下から細菌、ウイルス、寄生虫などに感染して発症します。

鼻炎から進行して副鼻腔炎になることが多いです。

症状として鼻炎からの進行の場合は、クシャミや鼻汁を伴いますので、早期に動物病院で診てもらえば治りも早いです。

やっかいなのが、鼻炎を伴わない場合もあり、涙目や目の腫れで見つかったときは病状がかなり進行しています。

目の腫れの原因は、副鼻腔内に膿が溜まっているからです。

呼吸困難の症状も現れますので、早急に獣医師に診てもらってください。

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鼻炎

インコも鼻かぜをひくことがあります。

よくクシャミをしたり、鼻の部分に鼻水が見られるときは鼻炎の疑いがあります。

鼻汁が水状のときは、温度変化などによる鼻粘膜への刺激によるもので生理現象ですので一時的なときもあります。

鼻汁が青い状態(膿状)の場合、細菌感染が疑われますので、投薬治療が必要となります。

また、鼻炎は悪化すると結膜が赤くはれる鼻眼結膜炎に進行することがあります。

鼻汁が水状でも保温して改善されないときは動物病院で診てもらいましょう。

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ビタミンA欠乏症

インコに食事としてシードのみ与えていると、インコにとって必要な栄養素が足りず、さまざまな症状がでてきます。

ビタミンAが不足することにより、目の周りの腫れ、膨張。鼻汁、鼻孔の閉鎖を伴う呼吸困難の症状を引き起こします。

シードを主食にしている場合、ビタミン・ミネラル・カルシウムを副食で摂る必要がありますので、日々に緑黄色野菜やボレー粉を与えてください。

ビタミンAは、小松菜、豆苗、チンゲン菜、パセリなどの緑黄色野菜から摂ることができます。

緑黄色野菜を毎日与えることが難しい場合は、インコ用のビタミン剤でも代用できますので、活用してみてください。

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オウム病(クラミジア症)

クラミジアと呼ばれる細菌が原因となる感染症です。

この病気はインコやオウムだけではなく、ほぼ全ての鳥で感染します。また、人獣共通感染症のため人にも感染することがあります。

インコがクラミジアを保菌していても症状がなく健康体である場合が多いため外見だけでは判断がしずらいです。

インコが感染しているとさまざまな症状が現れます。

  • クシャミ
  • 鼻水
  • 食欲不振

無症状で亡くなることもあります。

無症状のことも多く感染力は強いですが、獣医師にてクラミジア検査をすれば発見できます。

既にインコを飼っていて、新たにインコをお迎えするときにはクラミジア検査をした方が安全です。

クラミジアに感染するとフンに大量のクラミジアが混じります。

ケージを分けていても感染したインコへの接触、排泄物への接触、飛散したクラミジアを含んだホコリから感染することもあります。

インコからインコへの感染だけではなく、インコから人へも感染することがありますので飼い主も注意する必要があります。

インコが感染していたら飼い主は以下の対応をとりましょう。

  • インコを触れた後に手を洗う
  • インコの排泄物に素手で触れない
  • ケージを掃除するときはマスクを着用

また、人からインコへの感染の可能性もありますので、人の口移しでインコへ食べ物を与えないようにしましょう。

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マイコプラズマ症

マイコプラズマという細菌で引き起こされる呼吸器の感染症です。

症状としては、結膜炎、鼻炎、副鼻腔炎で、進行していくと肺炎、気嚢炎、呼吸困難を引き起こすことがあります。

幼鳥期に発症すると重症化することがあります。

予防として衛生的な飼育環境を保つことや、環境変化などの過度のストレスを減らすことです。

フンや脂粉などから飛沫感染しますので、他のインコを飼っている場合は、感染しないよう隔離して治療に専念することが大事です。

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