多飲(水を多く飲む)
そのう炎
そのう(食道が部分的に拡張した器官で、餌を一時的に溜めておくところ)が炎症を起こした状態のことを、そのう炎といいます。
症状としては、餌や粘液質の液体を首を大きく振って嘔吐します。広範囲に吐き出しますので、発情期によるはき戻しとは区別ができます。また、嘔吐物には悪臭がします。
他の症状として、なまあくびが多くなったり、水を多く飲むこともあります。進行していくと食欲がなくなっていきます。
原因として異物や刺激物を飲み込んでしまったときや、そのうで細菌や寄生虫が増殖するなどです。
加熱されたでんぷん質(ごはん、パンなど)は、うまく消化できないためそのう炎が起きる原因とも考えられています。
よくありがちなことが、人の食べ物を欲しそうにしていたから与えてしまったり、古くなった餌を交換せずにしばらく与えてしまったりすることがあると思います。
衛生面に気をつけて、人の食べ物はインコが欲しがっていたとしても与えることのないように注意しましょう。
腎不全
腎臓は、体内の老廃物を尿酸として排泄する臓器です。
腎不全とは腎機能が50%を下回った状態をいいます。腎臓の働きが悪くなると尿酸がうまく排泄されずに体内に蓄積すると、様々な症状があらわれます。
脱水、循環不全のほかに、ウィルスや真菌(カビ)などによる感染のもの、腫瘍、低栄養など原因はさまざまです。
症状としては、元気喪失、膨羽、嘔吐、多飲多尿、体重減少、脚の麻痺などがあります。
腎不全が慢性化すると尿酸が内臓や間接に沈着する痛風になります。
体内であれば発見が難しいですが、脚の間接に尿酸がたまると、脚を頻繁に上げたり、止まり木に止まれなくなることがあります。また、脚の関節の腫れが見られることもあります。
腎臓に負担がかからないようにバランスのよい食餌(エサ)と衛生管理が大切です。