

我が家のインコさんたち、まったく可愛いもので、私が帰宅すると鳴いたり動き回ったりしてとっても喜んで迎えてくれます。
そして自宅でも家事などで色々忙しくしていて、なかなか構ってあげられない時にもたまたまケージそばに行ったりすると、すぐに近寄って来て反応します。
インコの視力は?
そこで考えたのですが「インコさんたちは、どこまで私の事が見えているのかしら?鳥類は『鳥目』と言われて夜間は全く見えないと聞いていたし眼はそんなに良くないのでは・・・?」
そこで調べたら驚愕の事実が!!
実は鳥類は素晴らしく優れた視力を持っていたのです。
動く動物を捕らえて餌とする鷹を例に取りますが、なんと鷹は人間の8倍以上の視力を持っているそうです。
人間が100mの距離まで近づかないと確認できないものでも鷹は800mから確認できるという計算です。
鳥類の目のしくみ
理由は幾つかありレンズのしくみが優れているというのもありますし、色彩を認識する眼球の中の中心窩にある円錐細胞という細胞がぎっしり詰まっていて、そこに豊富な栄養を送る組織も整っていること、その円錐細胞が直接脳へ信号を送っているので高度な情報処理が可能、そして眼自体にも脳に送る情報に特殊なフィルターが施されていて幅広く動く物をとらえられるように出来ているなど、人間にはない高機能な眼を持っていたことがわかりました。

インコは鷹の様に動く生き物を食べている訳ではありませんから鷹ほど優れた眼を持っているとは考えずらいですが、鳥類全体に共通して眼への栄養量の供給が非常に多いことからも、人間よりも視力は非常に良いと言えるでしょう。
ですのでちゃんと私たちの日常もしっかり見えていますし夜間も日中よりは多少劣るものの、しっかり見えていると言えます。(夜間に視力が極端に落ちる鳥はニワトリだけだそうです)また色合いも判別できているのです。
動物の視力の比較
参考までに動物の視力の比較です。
全く見えない・見えないに等しい
↓
深海魚、モグラ、夜行性哺乳類(コウモリ)、鯨、夜行性のトカゲや蛇
かなり劣る視力
↓
軟骨魚類、両生類、ワニ、蛇、象、サイ
少し劣る視力
↓
硬骨魚類、亀、兎、リス、牛、羊、熊、犬、猫
人並みの視力
↓
類人猿、猿、ライオン、虎、馬、鹿
人以上の視力
↓
鳥類、一部の昆虫(ミツバチなど)、昼行性トカゲ、カメレオン
鳥は動物の中でも極めて高い視力を持っていたのですね!!
今回調べてみて「鳥は目が悪い」と勝手に思っていた認識の甘さを思い知ったと共に、我が家のインコちゃんたちのチェックの厳しさ(笑)もあなどれないぞ!と思った私・・・(;^ω^)

